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竹内歯科医院 デンタルメモ№45
「増えている顎関節症、Part.4」
こんにちは (^^)v 前回は「顎関節症」の原因についてお話しました。
主な原因は不正咬合やストレスで、「筋肉のこわばり」が生じ、顎関節周囲に様々な症状を
引き起こします。今回は、急に痛くなった時の対処法についてお話したいと思います。
急に顎が痛くなったら・・。
顎が痛くなったり、口が開きづらくなったら出来るだけ早く歯医者さんに行ってほしいのですが、夜とか休みの日で行くことができない時もありますよね。
「そんな時は・・どうすればいいの??」
顎の調子が悪くなるといろいろ動かしたくなると思いますが、返って症状が悪化する場合が多いです。できるだけ安静にしてください。食事も急性症状が収まるまでは、噛みごたえのあるものや、硬いものは避けてください。
むやみに鎮痛剤を使うことは避けて欲しいのですが、急に強い痛みが生じた場合はとりあえず市販の鎮痛剤を服用してください。鎮痛剤によって単に痛みを取り除くだけではなく、痛みから筋肉の痙攣・・という悪循環を断ち切る効果もあります。
何か硬いものでも噛んだとたん痛くなったとしたら、患部を冷やすというのも効果的です。しかし、場合によっては暖めたほうが良いときもありますので素人判断はやや危険かもしれません。急性症状が出たときのマッサージは、絶対にやめてください。
ここで紹介したものは、あくまで救急処置の一例です。
原則は、できるだけ早く歯科医院を受診することです。
仮に鎮痛剤で痛みが治まったとしても、決してそのままにはしないでください。前にもお話したように「顎関節症」はこじらすと治りにくい病気です。鎮痛剤はあくまで一時的なもので、病気の原因である不正咬合等にしっかりと対応する必要があります。
歯科医院で行う治療
一般的に、スプリント療法、緊張緩和療法、薬物療法、運動療法、関節円板整復術、超音波療法、咬合治療等があります。関節鏡手術などの外科的治療もありますが、どうしても痛みがコントロールできない場合のみで、ケースとしては稀です。
これらの治療については次回、もう少し詳しくお話したいと思います。
H21,4