親知らず
© Junpei Takeuchi Dental Clinic
診療時間…9:00 12:00 / 15:00 ▶ 19:00(土…9:00 ▶ 13:00のみ)
親知らず
© Junpei Takeuchi Dental Clinic
一つでも当てはまったことがある方は、親知らずがあるかないかを早期に調べ、積極的に抜歯する必要があるかもしれません。
親知らずとは、最も後ろに埋まっているもしくは生えてくる奥歯のことです。
昔は上顎・下顎の左右に2本ずつ、計4本が20歳ごろに生えてくることが一般的でしたが、現代の日本人の顎の大きさで健常に親知らずが機能している方は少ないとされており、元々の顎の大きさにすべての歯が入りきらないため、ほぼ埋まったまま、実際に噛むこともできないというわけです。
まずは親知らずがあるのかどうかをレントゲンで確認することが重要です。
当院では、16〜22歳のうちに抜歯することをすすめています。この時点では、生えていないことや完全に埋まっていることが多く、また症状がないことから、親知らずがあるかどうかもわからない方も多いと思います。
埋まっているのですが、それでもむし歯や歯周病は発症します。25歳以降にその症状は出やすいと言われます。しっかり歯磨きを行えればいいかもしれませんが、埋まっている歯や一番奥の歯はそもそも磨きにくいので、むし歯や歯周病が進行しやすいのです。親知らずだけが悪くなってくれればいいのですが、そうではありません。
また顎が小さい子は、親知らずのせいで歯並びが悪くなる子もいます。逆に矯正したあとでも、親知らずによって再び歯並びが悪くなることもあります。つまり親知らず自体はあまり機能していないにも関わらず、親知らずのせいで手前の歯や周囲の骨、また歯並びが悪くなりやすいため、症状がない状態で、また若いうちでの抜歯をすすめます。
親知らずが痛むときはどんな時が多いでしょうか?疲れたときや妊娠によるホルモンバランスの影響で親知らずの周囲が腫れて痛むこともあります。
腫れた場合には抗生剤を処方したり抜歯しますが、これも意外にタイミングが難しいのです。実際には、仕事や家事等が忙しくて通院自体ができなかったり、また抜歯後1週間は顔が腫れたりするため、これも不都合になることが多いです。
また、妊娠しているときは、抗生剤や麻酔、レントゲン撮影の影響が赤ちゃんに及ぶかもしれないため、いざ治療したくてもできない場合があります。そのことから、症状が出る前の、また学生のうちでの抜歯をすすめます。
10代から20代というのは骨も柔らかく、また親知らずの根っこが完成していないことが多いです。親知らずの根っこが伸びてくると、骨と絡まったり、また近くにある神経にダメージが出やすくなります。
年齢が上がったのちに硬い骨を削って、神経を傷つけないように抜くのはとても大変です。また若い患者さんの方が傷の治りもいいように感じます。
親知らず以外の歯と同じくまっすぐ生えてくる親知らずです。矯正治療で手前の歯を抜いた場合などで、噛み合わせの状態が良ければ口腔内のトラブルに繋がることは少ない場合もあります。
親知らずが歯茎に埋まった状態で、真横に向かって埋まっている場合や真っ直ぐに埋まっている場合があります。見えている部分も磨きにくかったり、歯茎に埋まっている部分が磨けない事もあるため手前にある歯がむし歯になったり歯周病になることがあります。また顎に痛みが出る顎関節症や歯並びを崩してしまう原因となることがあります。少しでも違和感を感じた方は早めの受診をおすすめします。
親知らずが、歯茎の中に完全に埋まっており出てきてない状態のことです。親知らずを目で確認することができないため、特に変化もなく痛みや腫れなどの自覚症状もほとんどないことから親知らずがあること自体に 気づきにくいです。しかし歯茎の中で痛みや腫れ、周囲の歯に悪影響を与えていることもあるため、歯科医院へ来院し、チェックするようにしましょう。