小児歯科・マタニティ歯科
© Junpei Takeuchi Dental Clinic
診療時間…9:00 12:00 / 15:00 ▶ 19:00(土…9:00 ▶ 13:00のみ)
小児歯科・マタニティ歯科
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小児歯科は0歳から15歳の大人の歯が生えそろうまでを対象と考えています。乳歯は永久歯に比べて柔らかいため、むし歯になりやすく、またむし歯の進行も早いため日常から気をつけることが大切になります。
また乳歯はいずれ永久歯に生え変わりますが、乳歯からむし歯がある状態では永久歯もむし歯になるリスクが高まります。
子どもが勝手に覚えるものではありませんので、お父さんお母さんの知識も必要です。子どもの成長に合わせた適切な予防や治療を行い、健やかな発育を歯から支えると同時に、乳歯・永久歯がむし歯になりにくい口腔環境を整えていけるよう伝えていきたいと思います。
子どもの年齢や成長によって、小児歯科の治療法は変える必要があります。また年齢が違えば当然ですが、同じ年齢でも歯医者に対する理解度は変わりますので、いかにして歯医者嫌いのトラウマを避けるか、が重要です。
0歳でも歯が生えはじめたら、一度歯医者に受診してみましょう。乳歯がむし歯になりにくい方法や歯磨きの仕方など伝えていきます。
1~2歳の子どもになると、さらに歯磨きが難しくなります。そこでその子どもに合った方法を考える必要があります。また日によって、子どもの機嫌も変わるので、そこも考慮して伝えていきます。
3歳~5歳の子どもになると、歯医者さんに対する理解度がそれぞれ変わってきます。子どもの感情が難しい時期なので、昔の歯医者さんであったような押さえ付けて行う無理矢理の治療は、返って逆効果です。
6歳~15歳の子どもたちは、乳歯と永久歯の交換期になります。この時期にむし歯ができないように5歳までの小児歯科治療が必要と考えています。永久歯の数が多かったり、少なかったりすることがありますので、この時期にレントゲンでしっかりと確認し、歯科矯正治療や口腔外科治療を検討します。
1.正しい歯磨きと仕上げ磨き
お子さんの歯磨きだけでは不十分なことが多いので、必ず仕上げ磨きは行うようにしましょう。なお、歯磨きだけでなく、デンタルフロスも有効です。保護者の方には仕上げ磨きのコツもお伝えしておりますので是非日常で活用してください。
2.フッ素塗布
フッ素は、溶けた歯の再石灰化を促進します。歯質を強くするために歯の表面に塗るフッ素塗布に加え、お子さんの年齢にあわせたうがい薬やフッ素配合の歯磨き粉などのデンタルケア用品を活用しながらお子さんの歯の健康を守りましょう。
マタニティ歯科とは、妊婦さんの歯科治療についてです。いろいろな考えがありますが、当院では妊娠する前からスタートするものだと思っています。妊娠中は積極的な治療もしにくいですし、妊娠中の歯周病コントロールは早産リスクを軽減させることも報告されています。
また子どもが産まれたあとのお母さんたちはとても忙しいので、妊娠前や妊娠中に小児歯科について意識することもマタニティ歯科の一環です。
少しでも思い当たる方は、必ずしも妊婦歯科検診である必要はないので、ぜひ一度当院にて相談してください。
女性は妊娠をするとホルモンのバランスが変わり、歯肉炎や妊娠性の歯周炎を発症しやすくなります。またつわりの気持ち悪さなどが原因で歯磨きしにくくなることあるため、お口の衛生環境が変化しやすいです。
今までは症状がなくても、妊娠をきっかけにむし歯や歯周病がひどくなることがありますが、お腹のなかの赤ちゃんがいることによって妊娠中の治療は難しくなりやすいです。辛い状況にならないように、妊娠前や妊娠中は予防目的に口の健康を注意する必要があります。
妊娠するとホルモンバランスの変化から、口腔内環境が悪化しがちです。さらに、つわりなどによって食生活が乱れたり、ブラッシングが行き届かなかったりして、むし歯や歯周病にかかるリスクが高まります。
妊娠する前に治療を済ませ、むし歯や歯周病のない良好な口腔内環境に整えておくのがベターですが、妊娠中であっても歯科治療は可能です。出産後は通院が難しくなることも考えられますので、痛みがなくてもできるだけ安定期のうちに、一度歯科検診にお越しください。
12週までの時期はできるだけ治療を避けたほうがいいですが、歯の痛みや腫れなど急性症状がある場合には応急処置を行わざるをえません。我慢せずに、まずはご相談ください。
つわりがおさまり、安定期になるころです。通常の歯科治療や投薬、レントゲン撮影も可能とは言われますが、当院ではできるだけ避けたいと考えています。母体や胎児への安全を考えて、慎重に治療を判断します。
お腹が大きくなり、診療チェアに座るのもつらいかもしれません。その際はそのように伝えてください。処置はできるだけ応急的なものにとどめ、本格的な治療は、出産後や育児が落ち着いた頃に再開するようにしましょう。