静脈内鎮静法|JR六甲道駅・阪急六甲駅より徒歩5分。親知らずが気になるなら|竹内じゅんぺー歯科

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静脈内鎮静法

© Junpei Takeuchi Dental Clinic

静脈内鎮静法を使用した右から4本の親知らずの即日抜歯について

静脈内鎮静法を使用した右から4本の親知らずの即日抜歯について

静脈内鎮静法は、完全に意識がなくなる全身麻酔とは違い意識は残ります。鎮静薬の投与によって眠気を促しますが、治療中の問いかけには反応でき会話も可能です。不安や苦痛を軽減する効果があり、リラックスした状態で歯科治療を行うことができます。また、当院で使う鎮静薬には、「薬を投与してからの先の記憶が一部なくなる」作用があります。結果、治療の嫌な記憶が薄れるのです。(効果に個人差があります。)歯科医院で一般的に使われる笑気吸入鎮静法と比べ、より効果は高いです。

適応の患者様

  • 難しい、長時間手術が必要な方
  • 極度に緊張する、歯科治療が怖い、注射針が怖いなどの歯科治療恐怖症の方
  • 歯科治療のストレスに起因する全身偶発症の経験者

具体的な方法について

まず心電図や血圧、体の酸素濃度を測り、点滴を入れます。その後、鎮静薬を投与していきます。次第に治療への不安が薄れ、ぼんやりしてきたところで、治療を始めます。治療が終わったら麻酔が完全に覚めるまで休んでいただき、当日帰宅となります。

当院では、日本麻酔科学会が認定する麻酔科専門医が静脈内鎮静を行います。専門の医師が麻酔を担当することで質の良い麻酔を提供し、患者様の安全を守ります。さらに歯科医師は手術に集中することができます。

静脈内鎮静法のメリット・デメリット

メリット

  • 通常時あるいは笑気麻酔下で行う処置に比べて、処置中の精神的な負担が少なくなります。
  • 1日で行うのが難しい2本以上の親知らずの抜歯や長時間の難しい手術を行うことができます。1回で終わるので、複数回に分けて顔が腫れたり痛くなるということがなくなります。
  • 手術自体の記憶が薄れるので、「怖い思いをした」、「辛い思いをした」という処置後のストレスが少なくなります。

デメリット

保険外治療としていますので、自己負担金が高くなります。親知らずの複数抜歯を行った場合、麻酔料金や抜歯料金を含めて、154,000円~220,000円(税込)です。(全身麻酔の場合、個人差はありますが、一般的には3泊4日の入院が必要であり、約8〜10万円の費用がかかります。
当院では親知らずの抜歯を対象としています。他の手術や処置の場合は相談させていただきます。

静脈内鎮静法の治療の流れ

1

初回

問診票や診察を行い、全身状態について確認します。必要な場合はレントゲンやCT撮影など画像検査を行います。手術方法や麻酔方法、注意点、リスクや料金について説明します。

2

当日

朝の食事を制限していただきます。もし処置中に嘔吐した場合、誤嚥する危険性があるので胃を空にする必要があります。具体的に、食事は来院の6時間前まで、水分は2時間前までとなります。(糖尿病の患者様は食事を取らない状態で血糖降下薬を内服すると重度の低血糖となる危険があります、当日の薬の内服を中止する場合があるのでご了承ください。)

来院後、麻酔をできる状態か確認します。問題なければ麻酔をして処置を始めます。
詳細な流れは、上記の「具体的な方法について」をご覧ください。

3

実施後

麻酔の後は、意識がはっきりしている、水が飲める、歩行ができる状態になるまで医院にて休んでいただき、帰宅となります。
※医師の判断で提携先の病院に安静入院してもらうことがあります。


注意点

静脈内鎮静法後はふらつきや眠気などの症状が出ることがあります。そのため、ご自身での運転による来院や処置終了後の自家用車の運転は絶対におやめください。また帰り道や駅のホームでも気をつけて歩行していただく必要があります。当日は付き添いや送迎があるとより安全です。