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竹内歯科医院 デンタルメモ№52
「タバコと、お口の病気、Part 2 」
こんにちは。前回はタバコと関係が深い、「歯周病」についてお話しました。そこで今回は、歯周病以外の「タバコによるお口の害」と喫煙者の「お口の状態」について説明します。
◇ 歯周病以外の「タバコによるお口の害」
1、歯が汚れるだけではなく、メラニンが沈着して歯肉は黒くなり、線維性の歯肉になります。
2、舌にもヤニがつき黒くなるとともに、口臭の原因となります。
3、味覚の能力が落ちます。タバコをやめると太る・・とよく言われますが、食べ物がおいしく感じられ、ついつい食べ過ぎることも一因かもしれません。
4、口腔がんのリスクが高くなり、タバコを吸わない人と比較すると口腔がん死亡率は約5倍となります。アルコールを飲む方は、さらに危険率が高くなるようです。
2009年度の「口腔がん診療ガイドライン」によりますと、最近の高齢社会に伴って、患者数の増加や高齢化が進んでいると言われています。男女比で見ると男性のほうがやや多く、60歳代に最も多いようです。発生部位としては、わが国において最も多いのは「舌がん」で口腔がんの約60%をしめます。
厚生労働省が実施した平成16年国民健康・栄養調査において、40歳以上の男性で、現在習慣的に喫煙している者は喫煙しない人に比べ、歯の本数が20本以上の人の
割合が低いという結果が出ています。
H23.1