デンタルメモ31 知覚過敏症|竹内じゅんぺー歯科|神戸市灘区六甲の歯科・歯医者

  • 〒657-0051 兵庫県神戸市灘区八幡町2-1-29
ご予約・お問い合わせ078-851-3132

078-219-4949

診療時間…9:00 12:00 / 15:00 19:00(土…9:00 13:00のみ)

  • 水・土午後:随時オペ対応
  • 休診:水・日・祝

ブログ

© Junpei Takeuchi Dental Clinic

デンタルメモ31 知覚過敏症


 

 

竹内歯科医院  デンタルメモ№31

 

「知覚過敏症」って、どんな病気?

 

こんにちは。「知覚過敏症」という言葉を聞かれたことはありますか?言葉は知っているけど、よく分からないという方も多いのではないかと思います。そこで今回は「知覚過敏症」についてお話したいと思います。

「知覚過敏症」というのは、冷たいものを口にした時や歯ブラシが歯に当たった瞬間、むし歯でもないのに歯がしみて痛みを感じる病気です。

 

「知覚過敏」が起こるメカニズム

 

何らかの原因によって歯の表面のエナメル質がはがれたり、歯根の部分が出ると歯の内側にある象牙質(ぞうげしつ)が露出します。すると、その中を通っている細い管(象牙細管)の入り口が表面に現れ、外からの刺激が歯の神経(歯髄)に伝わりやすくなって、知覚過敏は起こります。

                           

 

原因

 

① 歯周病

歯ぐきがやせて歯根が露出していると、全体的にしみやすくなります。

また歯垢などで汚れていると、さらに悪化する場合があります。

② 咬み合わせ、歯軋り、くいしばり

歯に強い力が加わると、歯と歯ぐきの境目あたりにある薄いエナメル質がはがれます。

③ 間違ったブラッシング

必要以上にゴシゴシ磨きすぎてエナメル質が削れる場合もあります。ですから硬い歯ブラシは止めたほうがよいでしょう。

 

治療

 

① 軽度

軽い場合は丁寧な歯磨きだけで治ることもあります。

② 中等度

薬物の塗布をしますが、個人差があり、数回の治療が必要となる場合もあります。また市販の知覚過敏用歯磨剤も併用するといいでしょう。

③ 重度

修復処置として、削れたところに通常レジンという材料を埋めます。また、ケースによっては咬み合わせの治療を行う場合があります。

 

むし歯とよく似たような症状ですから、勘違いされることも多いと思います。放っておいても自然に治るケースもありますが、なかには神経を抜かないと直らない場合もありますのでむし歯との鑑別診断も含め、早めに診てもらいましょう。