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竹内歯科医院 デンタルメモ№38
「咬んでダイエット」
こんにちは。
最近は「メタボリック・シンドローム」という言葉が流行語のように使われ、肥満症の方はその対応が求められています。しかし、ダイエットの情報は山ほどありながら、なかなか難しい・・と言うのが現実のようです。そのような状況の中、肥満対策として「咀嚼(そしゃく)法」というものが、改めて見直されています。そこで今回は、「咬んでダイエット」というテーマで、歯科医の立場からお話したいと思います。
☆ 肥満の鍵を握る「ヒスタミン神経」
脳内の視床下部というところに「ヒスタミン神経」というものが存在します。この「ヒスタミン神経」はエネルギー代謝をはじめ、睡眠や覚醒など、基本的な幅広い活動を司っているのですが、同時に脳内にある「満腹中枢」を活性化させ、食欲を抑える力を持っています。また、「ヒスタミン神経」を刺激すると、交感神経の活動が活発になるため、脂肪、特に内臓脂肪の分解が促されます。
☆「ヒスタミン神経」を活性化させるには?
残念ながら、外から投与されたヒスタミンは人間の脳の中には入っていきません。ですから、脳内に存在するヒスタミンを活性化させる必要がある訳ですが、その有効な方法が「咀嚼(そしゃく)」・・つまり、咬むことです。
☆ 肥満の敵、「早食い」と「夜型生活」
肥満の方は大多数が「早食い」だと言われています。一般に早食いで太るのは、満腹感を感じないうちにさらに食べてしまうため、過食になることが主因と考えられています。しかし、最近の研究調査で、食べる量が同じであっても、早食いそのものが肥満を招くと報告されています。
また、ヒスタミン神経系は、睡眠や覚醒などにも関与しています。そのため、朝食を抜くとか夜遅い時間の夕食など「夜型生活」は、1日の総摂取カロリーが同じであっても肥満を助長するようです。
☆ 咬んで、ビックリ!!
いろいろ調べて、難しいことや面倒くさいことを省いたのが後述の「食事のポイント」です。早速、自分で夕食のみ、試してみました。食事の内容は普段と同じで、もちろんアルコールも飲んでいます。まず、夕食の量が1/3以上減りました。そして起床時の体重が、4日で約1、5キロ減りました。もともと「早食い」傾向だったので、わたしの場合は即効性があったのかもしれません。
☆食事中のポイント (特に1と4を注意してください。)