デンタルメモ57 歯周病の症状について|竹内じゅんぺー歯科|神戸市灘区六甲の歯科・歯医者

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デンタルメモ57 歯周病の症状について


 

歯周病の症状について

 こんにちは。前回は、「歯を失わないためには歯周ポケットのケアが大事だ。」というお話をしました。しかし歯周ポケットが出来ても、それだけで症状が出るわけではありません。以前にもお話したように、歯周病は特に初期の段階ではほとんど自覚症状はありませんし、ある程度進行しても症状が出ないことが多々あります。そのため歯周病は自己判断するのではなく、定期健診を受けることが大切になりますが、今回は歯周病の進行程度とその症状についてお話したいと思います。

下記に歯肉炎と歯周炎という言葉が出てきます。歯肉炎とは炎症が歯肉だけに限局している状態で、歯周病の初期の段階です。もう少し進行して中等度から重度になると、顎の骨まで溶けていきます。この状態を歯周炎と言います。

◇初期の歯周病でも起こる症状

  1. 歯茎から出血する。
  2. 歯周病の典型的な症状で、ご自分でも分かりやすいと思います。初期の歯肉炎でも歯茎から出血する場合もありますが、常に出血するようであれば歯周炎に進行している可能性が高いです。
  3. 歯肉が腫れている。
  4. 初期の段階で腫れる場合もありますが、触ってブヨブヨしている場合は歯周炎に進行している可能性があります。ただ、これだけで自己判断することは困難です。
  5. 口臭がある。
  6. 口臭があるからといって必ずしも歯周病とはいえませんが、歯周病が進行すればするほど口臭は強くなります。口は鼻腔と交通しているため、自分で臭いを感じることは難しいです。言いにくいことではありますが、親しい人には洗口などの一時的な対処法ではなく、歯科の受診をオススメください。
  7. 歯肉がむずがゆい。◇進行した歯周病に起こる症状
  8. かなり進行した歯周炎が疑われ、特に8・9番は抜歯の可能性もあります。
  9. その他、浮いたような感じがする場合もありますが、比較的初期の歯肉炎でも起こります。
  10. 口の中がネバネバする。
  11. 歯が伸びたような気がする。
  12. 硬いものが食べづらい。
  13. 歯がグラグラする。
  14. 歯茎から膿がでる。

歯周病はお口の中だけではなく、全身にも影響を及ぼす病気です。もし、これらの症状の中で当てはまるものがあれば、少しでも早く受診されることをオススメします。