デンタルメモ79 歯内療法、Part3|竹内じゅんぺー歯科|神戸市灘区六甲の歯科・歯医者

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デンタルメモ79 歯内療法、Part3


 

 

竹内歯科医院    デンタルメモ№79

 

「歯内療法、Part3」

 

こんにちは。前回は、神経を抜くデメリットについてお話ししました。

出来るだけ神経は抜かない方が良いのですが、むし歯などがひどくなると痛みますし、放置して悪化すると最終的には歯を抜くことになりますから、ある一定限度を超えたら歯内療法(シナイリョウホウ)という「歯の神経の治療」が必要となってきます。

では歯内療法とは、どんな治療なのか?その治療の流れについて具体的に説明したいと思います。                                       (参照: モリタ オーラル・インフォーム)

 

  • 歯内療法の流れ(神経が残っていて痛む場合)
  • むし歯になっている部分を取り除いた後、根の長さを測る器械やレントゲン撮影などを行い、根の長さを調べます。(左図)

  • 根の長さを測った後、ファイルと呼ばれる細い針のような器具で細菌感染した神経を取り除きます。(右図)

 

  • 神経をとった部分を、さらに広げて根の中の清掃と消毒を行います。この段階までは、まだ治療後に痛みが出る場合もあります。(左図)

  • 痛みがなくなり、感染物を除去して根管内がきれいになったら、根管の中に最終的なゴム状のお薬を緊密に詰め込みます。最後にレントゲン撮影をして根の先までお薬が入っていることが確認できたら、根管治療は終わりです。(右図)

 

まとめ

確実に神経を取ることが治療の成功に結びつきますが、目の見えないところを治療するわけですから、根の長さを正確に測ることもなかなか難しい作業です。また、奥歯になるほど根管は細くなりますので、神経を取ることもより難しくなりますから、根気よく治療することが大事となります。歯内療法が治療に長期間かかるのは、このような理由からです。

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