デンタルメモ84 お口の中はいつから老いるのか?|竹内じゅんぺー歯科|神戸市灘区六甲の歯科・歯医者

  • 〒657-0051 兵庫県神戸市灘区八幡町2-1-29
ご予約・お問い合わせ078-851-3132

078-219-4949

診療時間…9:00 12:00 / 15:00 19:00(土…9:00 13:00のみ)

  • 水・土午後:随時オペ対応
  • 休診:水・日・祝

ブログ

© Junpei Takeuchi Dental Clinic

デンタルメモ84 お口の中はいつから老いるのか?


 

 

 

竹内歯科医院    デンタルメモ№84

 

「お口の中は、いつから老いるのか?」

 

こんにちは。前回は「人は、幾つから老いるのか?」というテーマで、個人差はあるものの70歳代から徐々に身体機能が低下していくという話でした。その状態を「フレイル」といいます。その前段階に、お口の機能の低下(オーラルフレイル)があります。

では、お口の中はいつから弱っていくのでしょうか?      (日歯HP参照)

  • 「何でも噛んで食べられる」・・60歳代から大きく減少

 

上記の図はH29国民健康・栄養調査結果で、「何でも噛んで食べることができる」者と歯の保有状況を示したものです。

まず折れ線グラフを見てください。これは20歯以上歯を有する者の割合を年齢別に表したものです。20本以上歯があれば、食生活にほぼ満足できると言われています。この図から見ると、60歳以降に歯の喪失率が高まり、70歳代に半数近くの人が20本を下回っています。

次に、棒グラフは「何でも噛んで食べられる」人の割合です。義歯(入れ歯)等で補っているのでしょうが、やはり60歳代から減少しています。

日本人の平均寿命は、女性で87.14歳、男性で80.98歳(2016年)ですが、歯の本数や「何でも噛んで食べられる」人の割合は、長寿に追いついていない現状となっているようです。

 

  • 「オーラルフレイル」とは?

お口の機能が低下する「オーラルフレイル」の人は、要介護状態になるリスクが高いといわれています。噛めないということが機能低下への負の連鎖を引き起こし、心身機能の低下につながると言われています。お口の“些細な衰え”にも気をつけた方が良いようです。

H31.1